畳を裏返しにすることのメリット

畳も裏返しは、そのまま床の底辺に付いている部分を表に持ってくることではなく、ヘリと呼ばれる部分を外し、畳の表面にある編まれたイグサ部分を裏返して、再度ヘリと一緒に縫い付ける事を指します。畳でもフローリングでも日に当たる、年数が経つというだけで劣化していき、色褪せていきます。畳特有の香りや、鮮やかな色があせることで汚れや抗菌性なども衰えていきます。この畳の裏返しをすることにより、より良い状態で畳を長持ちさせるというメリットがあります。この裏返しに適した期間は約2年から3年と言われています。この作業は畳屋さんなど知識と技術がある人に依頼することが確実で、素人が簡単にできる作業ではないため、当然費用もかかります。こちらは見積もりをとって調査する必要がありますが、1枚に付き2000円程度と言われています。

畳の裏返しは畳の効果を持続させる

畳の裏返しは2年から3年後に行うことが理想ですが、それはあまりにも時間が経過していると、裏返す為の生地がボロボロになってしまっていては意味が無くなります。その場合、裏返しではなく、表にある生地そのものを替えることになります。裏返しはいわば手間賃と畳のヘリや糸代などの材料費となりますが、表替えは、畳の表面を替える事になるので、さらに費用がかかります。それらが気にならないという方にとって、畳の裏返し、表替えは行わない上に、今は安い畳が売られているので、そちらに新調するという方法もあります。しかし安いものには安い理由があります。畳はフローリングとは違い、適度な柔らかさと湿気などの調整機能、呼吸をする素材ですので、香りなどのアロマ効果、殺菌作用、通気性など様々な利点があり、安いものはその何かが抜けている可能性があります。元の畳が良いものであるほど、その差は明らかに実感することになります。

畳の裏返しや表替えは費用を抑える効果もある

畳の色が変わる程度であれば平気という方は多いです。しかし問題はそれだけではなく、表替えや裏返しなどもせず、年数が経過するほど、畳が剥げていくこともあります。毟られたような畳を見たことがある方もいると思います。色があせる程度であれば、畳の良さを満喫することができなくても、床材としては充分機能します。しかし毟られた畳は、足に刺さるようになり、ゴミやダニなども増え、畳の芯もろとも駄目になって床としての機能を果たさなくなります。もちろん相当の年月を必要としますが、あまり質の良くない畳であればその劣化は早くなります。これは畳の表の編み方にも左右されます。良い畳は繊細な編み方がされており、また良いイグサが使用されているのです。良いものを長持ちさせるためにも、また長く使うことで大きな費用をかけずに済むという点でも、裏返しは考えてみていただきたいです。