怪我などに注意したい畳の裏返し作業

フローリングを床材とした洋風な作りが、住宅作りで増えてきています。フローリングにすることによって掃除が楽になるのが人気の一つではないでしょうか。そのなかでも一室くらいは和室を作りたいという声が多くなっています。和室にかかせないのが「畳」です。その風合いを愛する日本人は多く、木のぬくもりと同じような安らぎを与えてくれるものです。ただ、お手入れが大変なので若い世代には人気がないのかもしれません。畳を使い続けていると、シミができたり、穴が開いたり、毛羽立ってチクチクしたりと傷んでしまうのは仕方がないことです。しかし、すぐに買い替えしなくても綺麗にすることができます。まずは畳の裏返しをして次に表替え、最後に交換となるので「畳」は意外と長く使い続けられるものなのです。

畳を裏返しにするのは自分でできるのか

「畳を裏返しにする」という作業は単純にひっくり返すだけというものではありません。畳の作り方を知らない人も多いと思いますが、3つの材料で作られています。乾燥のわらを積み重ねている「畳床」、イグサの茎を使うため独特の匂いをだす「畳表」、畳を崩れにくくする為に縫う「畳縁」からできています。畳を裏返しにするということは一度分解して畳表だけを裏返して、再度畳を形成し直すということです。自分で裏返しを行うことは大変リスクがあるので、プロの方に任せた方が確実だと思います。素人が行うと畳表が寄ってしまったり、曲がってしまったりということもあり、特殊な針や糸も必要になる為メリットがないと言えるでしょう。そして必ずしも裏返しすることによって綺麗になるとは言えません。裏のほうまで汚れが浸透している場合もある為、プロに目利きしてもらうのが一番でしょう。

畳の張り替えはプロ任せ、簡易補修は自分でもできる

畳の上に家具を置いて、模様替えの時に畳のへこみにきがついたり、畳の傷によるささくれができてしまったり、線香などを落としてしまって畳に焦げ跡がついてしまったなど小さなトラブルだったら畳の裏返しなどプロによる張り替えを依頼しなくても補修することができます。へこみは熱で修復可能です。へこみ部分を霧吹きなどで少し湿らせてドライヤーなどで乾かせるだけでも復元できます。畳のささくれは完全に直すことはできませんが広がらないように修復します。木工用ボンドを水で10倍くらいに薄めて筆を使い塗っていきます。あとは乾くとささくれが気にならないほどになっています。畳の劣化を少しでも防ぐ為にお手入れ方法として米ぬかを綿100%の布で包み畳の目に沿ってやさしく拭いていきます。米ぬかの油分が畳の乾燥を防ぎ、ワックス効果となって長持ちさせてくれるのです。